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■生活習慣病 大腸ポリープ=ガン化するものには注意=食生活が発症のカギに

5月5日(水)

 四十代から急増し、加齢と共に発症しやすくなる大腸ポリープ。植物繊維を多く摂取した日本人には少なかったが、食生活の欧米化で近年、発症する人が多い。野菜や魚の摂取量が少ないブラジルでも決して無縁でない病気の一つだ。決して恐れる必要はないが、ガン化するポリープもあるだけに、症状と対策を知る必要がある。
 【症状】
 胃や腸の内壁にできたいぼ状の腫瘍の総称が「ポリープ」。放置していても大丈夫なものとガンになる可能性のものがある。大腸に出来るポリープの約八割が、ガンになりやすいといわれるが、いずれも小さなうちは自覚症状がないのが厄介でもある。
 ガンになりやすいのは、全体が盛り上がった広基性ポリープだ。
 また、発生が目立つ個所としては、直腸が最も多く、次に直腸に近いS状結腸となる。細菌では、上行結腸や横行結腸、盲腸でも増加している。
 年齢と共に増加し、六十歳代に入ると二人に一人が、ポリープを持つといわれる。さらに、女性より男性の方が注意が必要だ。
 初期には自覚症状がないポリープだが、大きくなるにつれて腸の内容物がポリープの表面を刺激、傷ついて出血したり、痛みを感じることもある。
 排便時に出血したら、検査を受けた方がいい。
 【原因】
 肉食など食事が欧米化したことで、動物性脂肪や糖分の過摂取、さらに食物繊維を採ることが少なくなったため、大腸に負担が関係するとみられる。また、排便時の固い便が継続的に続くと、そのうちポリープに移行するとも考えられている。
 【生活習慣への助言】
 最も重要となるのが、食生活の改善だ。特にブラジルでは、日本よりも食生活に配慮する必要がある。
 (1)野菜やサツマイモ、ジャガイモなどの芋類、穀物、海草類など食物繊維を豊富に含む食事を心がける(2)主食はなるべくご飯で(3)動物性の高脂肪、高たんぱくの食事は少なめに。ブラジル料理はこうした料理が多い(4)一日三回、規則正しい食事を心がける(5)酒は適量にたしなむ――などが中心となる。
 また、禁煙はもちろんのこと、規則正しい排便習慣を身につけ、便意を我慢しないことも重要だ。
 【早期発見には】
 ポリープは発生する場所で二つのタイプに分類できる。通常は粘膜から発生するが、粘膜の下に出来るものもあり、これは通常の内視鏡の細胞検査で細胞が得られないため診断に苦労する。
 また、ポリープが疑われる場合は「免疫便潜血反応検査」を実施。プラスの反応があれば、エックス線や内視鏡で調べる。さらにポリープがあれば、細胞検査を行い良性か悪性を判断することになる。
 いずれにせよ、症状を早めに自覚し、医師の診察を受けることが重要だ。

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