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■生活習慣病 慢性すい炎=暴飲暴食控えめに=アルコール過摂取が主原因

3月24日(水)

 胃の裏側に位置する臓器、すい臓。消化酵素やホルモンのインシュリンなどを分泌するこの臓器もアルコールの飲み過ぎなどで影響を受けやすい。飲酒や食生活などが関わってくる慢性すい炎について知る。
 【症状】
 すい臓がつくりだした消化酵素で、すい臓そのものが消化されてしまう、炎症を起こす病気で、慢性と急性がある。慢性すい炎は、長い間炎症が繰り返し起こるために、すい臓の細胞が破壊されて線維化し、すい臓が硬くなって機能低下。これによりすい液やインシュリンの分泌に異常をきたし、糖尿病や消化吸収障害を起こす。日本では人口十万人に対して、三十三人の割合で発生する。慢性すい炎は男性に多い。また、小児から高齢者まで幅広い年齢に発症するが、男性では五十代、女性では六十代に目立つ傾向がある。
 具体的には腹部上部や中央の強い痛みや嘔吐、体重減少、脂質の多い便などがその症状となる。
 また稀に痛みのない患者もいるが、八割が腹痛を訴える。特徴的なのは痛みが食事の直後ではなく数時間後に現れる。
 【原因】アルコール中毒や、ヘモクロマトーシス(血中に鉄分が余分にある状態)などが原因となって生じる。すい炎のハッキリした原因は不明だが、アルコールの飲み過ぎと胆石の人に多く見られる。慢性すい炎の場合、約六割が多量のアルコール摂取が原因とみられている。
 【生活習慣の助言】
 以下の事柄を実践してもらいたい。(1)禁酒を心がける(2)暴飲暴食をやめる(3)高脂肪、高カロリー食をやめ、低脂肪の食事を選ぶ。特に穀物や野菜中心がよい(4)肥満にならないよう注意(5)運動不足にならないよう適度に体を動かす(6)コーヒーをやめる(7)香辛料や炭酸飲料をやめるーーなど。
 ブラジルでの食生活は脂っこい食べ物が多い上に、コーヒーや炭酸もつきもの。意識して気をつける必要がありそうだ。
 また、胆石症や堪能炎があるとすい炎になりやすいので、こうした症状を持つ人は医師に相談する。
 【早期発見には】
 自覚症状が出ないことが多いすい炎。他の生活習慣病と同様に、定期的な健康診断は欠かせない。血液生化学検査や尿検査で、消化酵素の量を測定するのが基本だが、慢性すい炎では数値があまり上昇しないことも多いので、疑わしい症状(前述参考)が出た場合には、腹部のCT検査や腹部超音波検査、内視鏡的逆行性すい胆管造影、腹部X線検査などを実施する。
 慢性すい炎は、一生付き合わなければいけない病気だが、治療さえすれば恐れる必要はない。
 重要なのは治療の継続に加えて、いかに禁酒を守るかがカギとなる。

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