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■中高年のダイエット(上)=内臓脂肪型に要注意=自らの肥満タイプ知ろう
3月24日(水)
生活習慣病への対策としてほとんどの病気で挙がってくる「ダイエット(痩身)」――。食べ過ぎや飲み過ぎなど食生活の乱れが原因の人から、更年期のホルモンバランス異常や運動不足など、現代人とは切っても切り離せない肥満の悩み。医者から「痩せなさい」と忠告されていても、なかなか実行するのが難しいのがダイエットだ。車やエレベーターなどの発展による運動不足だけでなく、ブラジルではシュラスコやフェイジョアーダなど脂っこい食べ物といった「大敵」が待っている。また、食後の甘いカフェも積み重ねれば、肥満につながっていく。
ただ、巷ではダイエットが持つ危険性について認識せず、無理な減量をしている人も目立つ。中高年が健康的かつ継続的に行えるダイエットについて考える。
まず、自分自身の肥満のタイプを知ろう。
一般的に体脂肪とは体全体についた脂肪のことをいう。スポーツなど特別の運動を継続していない限り、三十歳を過ぎると基礎代謝が減るため、体には脂肪が付きやすくなる。
「肥満」というのは、体脂肪が正常値よりに増えた状態で、心臓病や脳卒中などの生活習慣病を招くことにもなりかねない。
ここで重要なのは、肥満には「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の二種類があることを知って欲しい。
前者は男性や更年期以降の女性に多くみられ、お腹の周りや上半身が太った、リンゴ型肥満。後者は女性に多く、お尻や太ももに肉が付く下半身肥満といわれる洋ナシ型肥満だ。
特に注意が必要なのは、前者の「内臓脂肪型肥満」と呼ばれるもの。内臓脂肪とは文字通り、腹腔内臓器の周辺に脂肪が溜まるものだ。やっかいなのは、見た目からは分かりにくいことで、いわゆる「隠れ肥満」である。
内臓脂肪型の肥満かどうかの判定法は(1)日本人の場合男性でウエスト85センチ、女性で90センチ以上の場合(2)お腹が出ているのに、皮下脂肪を少ししか摘めない人(3)血中のコレステロールや中性脂肪、尿酸、血糖値、血圧が高め(4)中年を過ぎており、リンゴ型(上半身肥満)の体形に当てはまる――これらに一つでも覚えがある人は内臓脂肪型肥満を疑った方がいい。病院でMRI検査をすればすぐに分かる。
では内臓脂肪型肥満の何が恐ろしいのだろうか。
内臓脂肪型は、皮下脂肪型に比べて生活習慣病を起こしやすいのだ。
こんなデータがある。
内臓脂肪型肥満による病気の発症リスクだ。正常の人を1とした場合、内臓脂肪型肥満の人は、糖尿病5倍、高血圧3・5倍、不妊症3倍、痛風2・5倍、心臓病2倍も罹りやすくなるという。つまり内臓脂肪型肥満が生活習慣病を招くのだ。
ただ、内臓脂肪は付きやすい一方、落ちやすい特性がある。摂取したエネルギーよりも消費するエネルギーが多ければ、次第に減っていくし、内臓脂肪がなくなれば生活習慣病も改善できるのだ。
誰も太りたくて太る人はいないはず。次回は太る原因や対策などを考える。
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