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■生活習慣病 痛風腎=年に一度は検査必要=恐ろしい痛風との合併症
3月10日(水)
- 吹く風に当たっただけでも関節が痛むことにちなむ痛風。「贅沢病」の異名を持つ通り、食生活が大きな関係を持つ。恐ろしいのは、痛風腎と呼ばれる腎臓との合併症だ。痛風患者の死因で最も多いと言われる痛風腎の対策を紹介する。
- 【症状】
- 高尿酸血症の状態が続くと、体内に尿酸がたまる。尿酸の結晶が腎臓に付着することで、尿細管の働きを妨げ、引いては腎臓の機能が低下。やがては腎不全を招く。
- 尿酸が血液中に増えすぎた状態を高尿酸血症といい、足の親指の付け根や、膝の関節にたまり、炎症を起こして激しい痛みを起こすのが痛風だ。痛風腎は、この炎症が腎臓の尿細管に起こることで、さまざまな腎障害を起こす恐ろしい病気である。
- 症状としては、尿量が多くなったり、尿中のタンパクが増える。また進行すると慢性腎不全、さらには尿毒症といった命に関わることにもなる。
- また腎盂腎炎を併発すると、発熱や腰痛などが起き、尿酸の結晶が尿細管の中で固まって、尿路結石をつくり激しい痛みを引き起こす。
- 【原因】
- 尿酸とは細胞の核の中にある核酸の代謝の結果、できる最終産物の燃えカスだ。尿酸の大部分は、腎臓の糸球体でろ過されて、尿中に排泄。残りは腸をとおって、便として排出される。しかし、食生活など生活習慣の乱れから、血液中の尿酸は増え、高尿酸血症によって痛風腎となる。
- 【生活習慣への助言】
- 痛風腎を防ぐにはまず高尿酸血症にならないことが肝心だ。そのためにはプリン体を多く含む食品(煮干やかつおぶし、レバーなどの臓物、貝類など)を控える▽糖質やたんぱく質を取り過ぎない▽原則、禁煙▽肥満の人は減量する▽運動の際に汗をかきすぎないーーなどが挙げられる。
- 【早期発見には】
- 痛風治療が発達した現在、以前のように腎不全から尿毒症になって死亡する人は減っている。ただ、痛風は腎臓病と同様に、相当悪くなるまで自覚症状が少ないため、気づいたら進行している可能性が高い。
- 痛風は女性には珍しく、男性に多い。特に中高年の男性は要注意。(1)家族に痛風患者がいる(2)肥満(3)高脂血症(4)高血圧――の人はリスクが高いので、特に要注意だ。
- また自覚症状がなくても尿酸値が高くなっていることがあるので、年に一度は健康診断を受け、血液生化学検査を受けること。特に前述したリスクの高い人は年に二、三回は尿酸値を調べるほうがいい。
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