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■生活習慣病 糖尿病腎症=透析必要なことも=軽症のうちに徹底制御を
12月10日(水)
糖尿病腎症と言われて、ピンと来る人は少ないだろうが、恐ろしい糖尿病の合併症の一つだ。糖尿病が発症して十年以上経過する人は、透析が必要となりかねないこの病気について知る必要がある。
【症状】
十年以上、糖尿病に悩まされている人は糖尿病のコントロールが悪く、高血糖状態が長い間続くと、腎臓の糸球体の毛細血管に障害が起きる。これにより、腎臓の機能が低下。尿中にたんぱくが出てきたり、高血圧やむくみなど腎炎に似た症状が起きる。これは進行すると腎不全から尿毒症を招き、透析が必要となる。
【原因】
腎臓の中にある糸球体は、血液中の老廃物を尿中に排泄するろ過の働きをつかさどる。糖尿病で高血糖状態が続くと、糸球体を構成している細かい血管が動脈硬化を起こして固くなり、糸球体の組織の目が粗くなり、ろ過機能が低下。たんぱく質が糸球体の網の目を通り抜けて、たんぱく尿が出たり、尿をつくる働きが低下して老廃物が排泄されなくなり、体内に溜まる糖尿病腎症となる。
【生活習慣への助言】
(1)健診で血糖値の値が高い人(2)ストレスが多い(3)毎日酒を飲む(4)4キロ以上の赤ちゃんを産んだ、もしくは妊娠糖尿病の人(5)健診で尿糖が陽性だった人――は特に注意が必要。
具体的には、たんぱく質の摂取について医師の指示を仰ぐ▽減塩▽夕食は脂肪分を減らす▽原則禁酒▽禁煙する▽夜食は避ける――などが必要だ。
加齢に伴い、腎機能は低下するが、これに加えて過食、高たんぱく食、高塩分食が低下を助長する。いずれも食事さえきちんとしていれば、防ぐことが可能。また、男性は女性よりもかかりやすい傾向がある。
【早期発見には】
糖尿病腎症の恐ろしさは自覚症状がないこと。検査でたんぱく尿が出たときにはすでに発病しており、いったん発病すると完治することは難しい。最近では尿中の微量なアルブミンを調べることで、ごく初期の腎症を発見する検査が可能だ。早期発見して厳しく糖尿病を制御すれば、腎症の発症は抑えられる。糖尿病の人は、定期的な検査を受けることを忘れずに。
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