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■生活習慣病 肺気腫=長期間の喫煙が主原因=CT検査で早めの発見を
11月26日(水)
あまり聞き覚えのない病気ながら、近年増加傾向にあるといわれる肺気腫。日本では、大部分が喫煙によるもので、その因果関係は非常に明確だ。長年に渡る喫煙習慣を持つ中年男性や高齢者に多い肺気腫の症状と対策を紹介する。
【症状】
肺は何億もの肺胞がブドウの房状の組織となり、絶えず伸縮を繰り返しながら空気の出し入れを保つ。この肺胞を包むように微少な血管が張り巡らされ、呼吸活動によって吸い込んだ新鮮な空気から血液中に酸素を取り込み、いらなくなった二酸化炭素と入れ替えるという作業が行われる。
肺胞の細胞が壊れて弾力性が低下、小さな肺胞がどんどん膨れて肺胞同士の境界線が次第になくなり、隣り合った肺胞がどんどん合わさることで、やがて大きな気腔を形成。ついにはガス交換が出来にくくなる。
呼吸困難、特に運動時の息切れが特徴的で、本人に自覚症状がないまま進行を早める。咳や痰、むくみなどのほか、バチ状指やチアノーゼが生じることもある。病状が進むと胸の周囲が樽状に広がって、息を吸っても吐いても苦しくなる。また、痩せたり、心不全も合併する。
【原因】
肺組織の老化や慢性の気管支炎、そして大きな因果関係があると考えられる喫煙と大気汚染の継続的な刺激などによって、何十年もかかって病巣が形成。肺胞の細胞が破壊され続ける。肺組織の老化が始まる四十、五十歳代のころにようやく発症する。
【生活習慣への助言】
肺気腫の予防で、最も重要なのは、禁煙だ。喫煙者はまず、タバコをやめるのはもちろんのこと、職場や家庭に喫煙者がいる場合には空気清浄機をつけるなどの対策を練る。
また、換気をよくし、室内の空気を清潔に保つことも忘れずに。
【早期発見には】
息切れや呼吸困難などの症状は他の呼吸器の病気でも現れるため、肺気腫かどうかを調べるには胸部X線検査と肺機能検査を行う。肺機能検査では一秒間に吐き出すことの出来る空気量や肺活量を測定。また、CT検査をすることもある。喫煙者は四十歳代前半までに肺のCT検査を受けた方がいい。 |