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生活習慣病 肺結核=中高年の発症者増加=規則正しい生活が大切

11月05日(水)

 かつては「国民病」とさえいわれた肺結核。一九六〇年ごろからは、日本でも患者数が減り、過去の病と考えられていたが、高齢者の療養施設での集団発生などで感染者は近年増加。九七年には厚生省(当時)が結核非常事態宣言を出すなど侮れない病気だ。現在、日本では年間約四万三千人が新規に感染し、年間三千人が結核で死亡している。「過去の病」ではない結核について症状と対策を紹介する。
 【症状】空気中から吸い込んだ結核菌が肺で繁殖することで起きる肺結核。
 潜伏期間が長く徐々に進行するのが特徴で、初期には自覚症状はほとんどないので要注意だ。結核菌に感染しても必ず発症するわけでなく、発症者の約半数が一〜二年で発症、残りは十数年経過してから症状が出る。最近ではAIDSやガンなどで免疫力が極めて低下したときの発症が予防医学的に問題となる。
 倦怠感や食欲不振、微熱、寝汗、咳、痰(血痰)などの症状が出てきたときには、すでに結核は進行しているのですぐに病院に行くこと。さらに進行すると喀血や呼吸困難、高熱、体重減少がみられる。
 さらに結核性髄膜炎や脊椎カリエス、腎結核、腸結核、結核性腹膜炎などを合併することもある。
 【原因】
 結核菌を吸い込むことで、感染する。結核菌は結核患者の咳やくしゃみによって空気中に飛散し、浮遊する。ただ、菌を吸い込んでもツベルクリン反応が陽転していて、体に免疫力があれば感染しない。しかし、体が弱って免疫力が落ちたり、菌が強かったりする場合には気道から体内に侵入し、肺胞に達した菌が繁殖。やがて発病する。
 【生活習慣への助言】
 規則正しい生活を心がけ、過労や睡眠不足など体が衰弱しないよう保つ▽換気をまめにすることで、室内の空気を清潔にする▽野外で十分な日光浴を心がける▽バランスのとれた食生活を考える▽適度な運動で体力をつける▽禁煙するーーなどが予防につながる。
 【早期発見には】
 肺結核が疑われる場合には、まず痰の細胞学的検査で肺結核の有無を、胸部X線検査で病巣の大きさや場所を確認する。そして必要だと判断された場合には、CTやMRI検査によって肺の断層写真を撮ったり、気管支鏡検査で調べる。

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