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■食で健康(5)=タマネギ 血液さらさら
10月8日(水)
紀元前三千年ごろのエジプトで神聖なる食べ物として扱われたタマネギ。日本では明治初期に西洋から持ち込まれたが当初、「ラッキョウのお化け」扱いされ、根付かなかった。ところが明治二〇年ごろに流行したコレラの特効薬になるという噂で、タマネギがこぞって食べられるようになり、今では確固たる市民権を獲得している。
さて、この「ラッキョウのお化け」。コレラには効かないが、実は健康維持に欠かせない賢い野菜であることをご存じか。
「生のタマネギは辛いから……」――などと水にさらしてサラダにしたり、炒めたりしてタマネギを食べていないだろうか。
「血液をサラサラにする」というタマネギの効果が注目を集めているが、実は切ったばかりの生タマネギでしかその効果は得られないのだ。
人間の血液中では、常に血小板が固まって出来る「血栓」がつくられるが、これらは脳梗塞や心筋梗塞の原因となる。血小板凝縮作用を抑えるタマネギを食べることで、血栓の出来にくいサラサラな血を保つことが出来る。
ただし、タマネギの辛み物質がその効果を発揮するのを忘れずに。ポイントは次の三つ。
(1)なるべく薄くスライスする。
(2)水にさらさない。
(3)食べ過ぎはダメ。一日に一つまで。
次回は、どうしても辛みが苦手な人のために「生」以外のタマネギの食べ方を考えよう。 |