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■故上塚校長の孫来伯−思い出の地ビラ・アマゾニアへ

11月2日(金)

 十月二十三日、上塚一家はパリンチンスとビラ・アマゾニアを訪問し、アマゾン高拓会の半田ジルソン副会長と東海林ウィルソン理事が同行した。パリンチンス日伯文化協会の猪股エリゼウ会長が出迎え、ビラ・アマゾニアで記念昼食会を行った。かつてビラ・アマゾニアで医師をしていた故戸田善雄さんの娘、アマゾニアさんも同地を訪れ、地元の人々から歓待された。
 午前十時からアマゾナス州パリンチンス市議会(ジルバンドロ・ビアナ・ゴンサルベス議長)により、故人を含むパリンチンス市在住の日系人二十八人が、その功労を讃えて表彰された。その中に高拓七回生の東海林善之進さん(八七)や三回生徳田源爾さん(八八)、尾山種ジュート発見者の故尾山良太氏の子息、多門さん(八二)の姿があった。東海林さんは「私たちのためにベレンやブラジリア、サンパウロから来ていただきまして感極まる思いです。苦労しましたが移民とはこういうもの。賞状をいただいて明日からなおいっそう元気を出して頑張ります」と話した。同地には尾山良太の名前がついた学校があるが、エネアス・ゴンサルベス・ソブリニョ市長は、現在建築中の健康センターに、故戸田善雄医師の名前を付けたことを明かした。
 上塚氏一行は船でビラ・アマゾニアへ、パリンチンス日伯協会主催の昼食会に参席した。猪股会長は来賓に向けて「ビラ・アマゾニアの歴史を消さないために苦労している。ここまで来て下さって本当にありがとうございました」とお礼の言葉を述べた。
 アトラクションとして学校オタビオ・ゲデス・デ・アラウジョの生徒により、同地の歴史が芝居形式で語られた。会場には生徒手作りの町の模型が展示され、来賓は熱心に見入った。生徒たちを指導した同校のマリア理事は「日本人がビラ・アマゾニアの土地を選んで入植し、この地で命を落とした人もいることに感動している」と話した。

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