望郷という酒精分の濃い感情ついて、あまり深酔いしない程度に吟味してみた。長い異郷暮らしのせいか、年老いるにしたがって望郷心が募る。【望郷】「故郷 を慕い望むこと」とは広辞苑の解釈だが、想い出されるのはほとんど年少の頃のことばかり。その時々の周囲の情景まで合わせ、色彩も鮮やかに記憶の古層から 蘇るのだ。 (1)=望郷とは何ぞや (2)=故郷でまず助走 (3)=鈍行もまた楽し (4)=出発進行いざ (5)=乗継ぎ続け南下 (6)=温泉地で台風避け (7)=急遽、山陽道に変更 (8)=憧れの九州入り (9)=観光列車に乗る (10)=新幹線さくら号 (11)=超高速で北上す (12)=神戸で1泊表敬 (13)=日本人が小粒に (14)=われわれは何者か (終)=列島縦断2千キロ