今年発足から55周年を迎えた日本学生海外移住連盟(通称・学移連)は、海外を志向する大学サークルの連合体だ。15年ほど前に学生派遣を中止して以来、事実上、OB会活動が中心になっているが、戦後、特色ある人材を送り出してきたことで知られる。今月27日にはJICA横浜で、55周年の記念大会と顧問会会長として指導にあたった故杉野忠夫・東京農業大学教授を偲ぶ会が開催される。この連載では、青年の夢を後押ししたその歴史を振り返りながら、かつての学生達の軌跡を追いかけていく。本連載のために10数人のOBを取材、その証言を中心に、日本学生海外移住連盟発行『学移連30周年記念誌』(以下、記念誌)を参考にしてまとめた。(金剛仙太郎記者) 《1》=有り余る情熱で発足 《2》=岸首相講演会きっかけに 《3》=第1次南米学生実習調査団 《4》=杉野農大教授の教え 《5》=フロンティアセンターの建設 《6》=第5次調査団の徳力さん=悲惨だった移住地の現実 《7》=第6次調査団の日下野さん=ブラジルを夢見続けて 《8》=変わる「移住」の位置づけ=60年代の規約改正問題 《9》=「移住」から「国際協力」へ=移民70周年で図書寄贈 《10》=日伯で祝った30周年 《11・終》=「世界に心開き続ける」=最後の委員長仲島さん