ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)による「第34回移民のふるさと巡り」が7日から12日まで実施された。国内各地の日系人ゆかりの地を巡る同旅行。今回は国境を越え、隣国ボリビアを初めて訪問した。ブラジルより早く、昨年日本人移住110周年を祝ったボリビア日系社会。しかしその大半は戦後移住であり、半世紀あまりの苦闘の跡は今も生々しい。どん底の初期開拓の苦難に耐え、政情不安やハイパーインフレ、デカセギなど時代の変転にもまれながら、異国の地に新たな故郷を築き上げてきた同国の日系人たち。安定を得たのはこの10年ほどのことだ。ブラジルから訪れた120人は、東部の中心都市サンタクルスとオキナワ、サンフアン両移住地を訪れ、温かいもてなしの中、その一端に触れた。(松田正生記者) 《1》=最大都市サンタクルスへ=サンフアン、オキナワを訪問 《2》=もう一つのオキナワへ=移民襲った「うるま病」 《3》=オキナワ=焼畑、綿から「小麦の都」に=西・日語教える日ボ学校 《4》=日本人でもアメリカ人でもなかった=入植56年、いま「住みやすい」 《5》=解散危機もあったオキナワ=入植55周年のサンフアンへ 《6》=サンフアン=「犬も通わぬ」も今は昔=ボ国卵市場の7割占める 《7》=サンフアン=半世紀かけて得た安定=「苦労したけど、今幸せ」 《8》=サンタクルス=成長都市の日系人と交流=年2万%のインフレも 《9・終》=出会いもたらすふるさと巡り=サマイパタ砦で古代を偲ぶ