■コロニアニュース

■ブラジル国内ニュース

■コラム

■企画

■会社案内

■リンク集

■トップページ


■【対ベルギー戦】 対ベルギー戦も快勝─ホームのような大声援

6月18日(火)

六月十三日に韓国・水原(スウォン)でブラジル対コスタリカ戦を見てから翌日朝の便で大阪へ飛び、大阪長居スタジアムで日本対チュニジア戦を観戦した。スタンドはもちろん超満員で、日本代表に熱烈な声援を送る。前半は両チーム無得点に終わったが、トルシエ監督が後半から森島と市川を投入。この起用がズバリと当たり、市川からのクロスをチュニジア選手がクリアミスしたところを森島が蹴りこんで日本が待望の先取点をあげた。さらに、市川からのクロスを中田が頭で合わせて追加点をあげ、そのまま逃げ切って二勝目をあげた。
一方、韓国の方も名手フィーゴを擁するポルトガルを終始圧倒し、一対〇で勝ってこれまた二勝一分のグループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。
 グループリーグでは、フランス、アルゼンチン、ポルトガルといった優勝候補がまさかの敗退を喫した一方で、日本、韓国が無敗でグループリーグを勝ち抜くというやや意外な結果となった。
 そして、翌十五日にはすぐに決勝トーナメント1回戦が始まり、ドイツがパラグアイを一対〇で下すとイングランドがデンマークに三対〇で快勝した。そして、十六日には初陣セネガルが延長戦の末に一対〇でスウェーデンを下し、スペイン対アイルランドも延長、PK戦の末にスペインが勝ち上がった。
 十七日には、アメリカがメキシコに二対〇で完勝。そして、神戸ウイングスタジアムでブラジルがベルギーと対戦した。
 韓国でもブラジル・チームはそれなりに人気があったが、やはり日本での人気はすごい。数千人のブラジル人サポーターに加えて、日本人ファンの大半もロナウドやリバウドのレプリカシャツを着ていて「ブラジル!ブラジル!」のコールに加わる。また、日本で働いている(と思われる)ブラジル人のサンバ・ダンサーたちもブラジルの応援に加わって日本の男性ファンの人気を集め、ほとんどブラジルのホームゲームのような雰囲気の中で試合が始まった(余談だが、ワールドカップ・フランス大会準決勝のブラジル対オランダ戦ではブラジル人女性の一人が何を考えたのか突然シャツを脱いでトップレスになり、ピッチにいた世界各国のカメラマンが一斉にきびすを返してカメラのレンズをこの女性に向けるという一幕があった。しかし、今回はここまでのところ同じようなハプニングは起きていない)。
 ブラジルはロナウドのワントップで、リバウドとロナウジーニョがトップ下という布陣。一方のベルギーはウィルモッツと黒人選手ムペンザのツートップだ。
 試合開始直後は、ブラジルが攻勢を仕掛けてリバウドやロナウドが惜しいシュートを放つが、わずかにゴールを外れる。結局、前半は両チーム無得点のまま終了した。後半になると、しばらくはベルギーが攻勢に転じる。しかし、ブラジルのゴールキーパー、マスコスが見事なセービングをみせて辛うじて失点を免れる。
そして迎えた後半二十一分、ロナウジーニョが右から絶妙のクロスを送り、これをゴールに後ろ向きでトラップしたリバウドが受けた左足でゴールを決めて先制した。さらに後半四十一分、ジュニーニョ・パウリスタに代わって出場したクレベルソンが相手ボールを奪って右サイドを独走してクロスを送り、これをロナウドが左足で合わせて追加点をあげた。これで、ロナウドとリバウドは共に四試合連続得点で、ロナウドが五点、リバウドが四点をあげている。
守備はいつもながら危ない場面があったが、それでも中国戦やコスタリカ戦に比べればミスが減った。一方、攻撃はベルギーの堅い守りの前に苦しんだが、それでもリバウド、ロナウドの両エースの活躍で勝った。準々決勝の相手は、ベッカム、オーウェンのイングランド。今回のワールドカップでも屈指の好ゲームとなりそうだ。


サッカージャーナリスト 沢田啓明

Copyright 2002 Nikkey Shimbun (Jornal do Nikkey)