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■初勝利!に沸くコロニアー「日の丸」手に声援―日系人もTVにくぎ付けー日曜の朝歓声響きわたる
6月11日(火)
「やったー」「初勝利だーっ」
日本がロシアを一対〇で下し、歴史的なW杯初勝利を挙げた九日、ブラジル各地では、テレビの前で声援を送った日本人や日系人らの喜びの声が響きわたった。聖市リベルダデ区や、三都主アレサンドロ選手の故郷パラナ州マリンガ市では、早朝から大勢のサポーターが集まり、太鼓や国旗を手に懸命の声援。勝利の一瞬には最高潮の盛り上がりを見せた。
リベルダデ区のカラオケレストラン「PORQUE SIM」には、市内各地から集まった日本ブラジル交流協会の研修生ら約二十人が集まった。同店を経営する神戸保さんは、同協会のOB。母国日本を声援したい、という後輩たちの希望を受け入れ、会場を提供した。同協会サンパウロ事務局長や同店の日本人従業員、神戸さんの家族らも一緒に観戦した。
日本代表の青いユニフォームを着たり、天皇訪伯の際に文協が用意した紙で作った「日の丸」や必勝祈願のダルマを用意したりと、本格的な準備をする人もいた。
子どもの園で研修中の山田克志さんは「ブラジルに来て初めて、日本という国や代表チームが好きだと感じるようになった」と、異国での心境の変化を説明した。
一番の盛り上がりは、試合終了を示す主審の笛。記念すべき初勝利に、抱き合って喜び、大きな歓声が沸いた。
「日本とブラジルが対戦したらどちらを応援しようか」と早くも複雑な思いを語る研修生や、「ブラジルは日本が苦手のはず。勝つかも知れないよ」と興奮気味に話す人もいるなど、早くも決勝トーナメントの予想に話が弾んでいた。
マリンガ市では、同市から初めてのW杯に出た三都主選手に声援を送ろうと、午前七時ごろから、会場のマリンガ文協に七十人近い、日系人が集まった。日曜の朝という恵まれた時間の観戦だけに、幼児から年配の方まで幅広い市民が、声援を送った。
すしや刺し身などの日本食も用意された会場には、法被姿の男性や「日の丸」を手にした市民も登場。TV局「グロボ」のリポーターも生中継するなどブラジル全土に盛り上がりは伝わった。
日系人だけに、日伯両国のカラーを出したいと、日本太鼓とサンバの楽器、スルドやカイシャを併用したリズムを奏でた。クリスチャーニ・ユキ・ウエタさんは「見た目は日本人でも私たちはブラジル人という思いがあった。でも祖父が生まれた国の勝利は最高にうれしい」と話していた。
また、前回フランス大会に初出場した選手の一人、呂比須ワグナーさんは、聖市内の自宅で家族らとテレビ観戦。二人の子どもたちは、折り鶴を作って日本の勝利を祈った。
一番興奮していたのはやはり、呂比須さんで試合が終わると「日本のサッカーは本当に強くなった。トルシエ監督もいい仕事をした」と話していた。 |