特集 岡山県人会
ニッケイ新聞 2010年8月28日付け
ごあいさつ=岡山県文化協会会長=根岸 健三
本日ここに岡山県人ブラジル移住100周年並びに県費留学制度51周年記念式典を挙行するに当たり、ブラジル岡山県文化協会を代表して、一言お礼並びにごあいさつ申し上げます。
この度、私たちの母県、岡山県より副知事、古矢博通様並び、県会議長岡ア豊様を初め、多くの慶祝団の皆様を迎え、各界名士の方々のご列席を賜り、ここにブラジル岡山県人移住100年の式典を挙行できました事を役員一同、誠にありがたくこの上ない喜びを感じております。
この式典を行うために多くの方々から多大の御支援、御協力をいただきました事に厚くお礼申し上げます。
さて、今を去る100年前、私たち岡山県人の先駆者たちは青雲の志をいだいて、第2回の移民船である旅順丸に乗船し、1910年6月28日、サントスに力強く上陸されました。これが岡山県人がブラジルに足を踏み入れた最初でした。
勇敢にも未知の国ブラジルへ移り住み筆舌に尽くし難い苦難を乗り越えて子孫、安住の礎を築いて下さった事により、今日の私たち二世、三世の繁栄を生み出す元となった事を思う時、敬意と感謝の気持で一杯です。
私たちは今日の式典を縁として亡き先輩の御苦労と御遺徳を偲び、その御遺志をしっかりと受け継いで行かなければならないと決意を新たにする次第です。
また、私たちの県人会は1953年にブラジル岡山県文化協会として発足、会員相互の親睦と母県の交流を深めるために努力してきました。
中でも特筆されるのは、ブラジルの他都道府県人会に先んじて岡山県が59年に県費による留学生制度を設けたことにより、他県もこれに習い留学生制度が生まれました。その事を私たちは誇りに感じています。
留学生、研修生制度は年々予算の獲得が難しくなり、減少傾向にありますが、明日を担うブラジル日系人を育てる意味からも、この事業を是非、継続していただく事を切望いたしております。
また毎年、母県の方から私たちブラジル岡山県文化協会のために、多大のお気配りをいただき、この場を借りまして厚くお礼申し上げます。