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日系社会ニュース

ニッケイ新聞 2008年2月9日付け


世界のトヨタ≠ヨの道=「研究と創造」の歴史振り返る=「自動車をとおして豊かな社会づくり」

 トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎氏(1894年〜1952年)は、自動織機の発明家として歴史に名を残す豊田佐吉氏(1867年〜1930年)の「研究と創造」の精神を引き継ぎ、当時日本ではまったく未知の分野であった自動車づくりに生涯をかけた。試作に試作を重ね、一九三五年にA1型試作車を完成した。
 一九三八年にはいち早く、現在世界中の生産業に影響を与えている「ジャストインタイム」方式を本格的にスタートさせた。一九四八年には日新通商(現・豊田通商)を、翌一九四九年は日本電装(現・デンソー)を設立した。
 一九八五年には輸出累計が二千万台を、翌八六年には国内生産累計が五千万台を超えるなどますます勢いを増した。
 一九九九年十月には、日本国内生産累計十億台を達成するなど、世界を代表する自動車メーカーへの階段を確実に上っていった。
 現在は、二十六の国と地域で生産拠点を所有し、世界百七十カ国での販売網を確立。先月月二十三日に発表された昨年の販売台数では、世界首位のGM社に約三千台の僅差で迫る九百三十六万六千台の業績を明らかにし、〃世界のトヨタ〃を印象付けた。
 張富士夫取締役会長、渡辺捷昭取締役社長ら経営陣の強いリーダーシップのもと、創業以来の方針である「自動車をとおして豊かな社会づくり」をめざして躍進している。
 また同サイトによれば、ダイハツ工業と日野自動車の親会社であり、富士重工業の筆頭株主でもある(株式保有比率八・七%)。
 トヨタは昨年、ブラジルでの販売記録を更新したと発表。六万九千七百九台を記録した〇六年より三%増となる七万二千二十四台を販売した。年間七万台の大台は同社にとって初めての快挙となった。
 トヨタ・メルコンスルのルイス・カルロス・アンドラーデ・ジュニオール副社長は「トヨタがブラジルで成し遂げてきた輝かしい実績は、ブラジル国内のユーザーの信用を少しずつ獲得していった証明である」と強調する。
 中でもハイラックス車は昨年のトヨタの業績を後押しした。昨年度統計で、一万七千三百八十九台を売り上げた〇六年より一一%増となる一万九千三百四十四台を販売し、記録を更新。ディーゼルエンジン搭載車種のリーダー格として、同車種ではブラジル市場で三九%のシェアを占めるようになった。
 ハイラックス・スポーツピックアップ(SW4)の販売伸張もトヨタの記録達成に大きな貢献を果たした。昨年、前年比一四%増となる七千六十九台の販売を記録。同車種においてもブラジル市場で、三九%のシェアを獲得。ディーゼルエンジン搭載のスポーツタイプ車種としてみれば、ブラジル市場で五〇%以上の普及率を示した。
 次世代カローラが今年上四半期にブラジル市場に投入される見通し。カローラのセダンタイプは昨年、ブラジル市場で二二%のシェアで業界二位の実績を残した。「今後ともカローラはブラジル市場において耐久性と信頼を兼ね備えたものとして評価され、大きな利益と優れた価値を生み出していくだろう」とアンドラーデ副社長は話す。
 すでにトヨタフィールダーはブラジルで通算八千五百十一台が販売され、ステーションワゴン型車種のリーダー格として、ブラジル市場で五一・七%のシェアを占めている。

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ニッケイ新聞は、ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されている、移住者や日系人・駐在員向けの日本語新聞です。


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