日系社会ニュース
ニッケイ新聞 2007年12月29日付け
(7)文協で初の在外選挙
六度目の在外選挙となる第二十一回参議院議員通常選挙が七月に実施された。選挙人登録者一万二百六十四人、世界最多を誇るサンパウロ総領事館では、三回目の公館投票にあたり、会場をこれまでの総領事館ビルからリベルダーデの文協ビルに変更。衆議院補欠選挙も合わせて行われ、大講堂とサロンを使った会場には連日平均二百人の有権者が訪れた。
公館以外が投票所として使用されるのは世界で初めてのこと。同じく公館外が投票所になったロスでは、選挙に先立って日本の政党関係者による政局討論会も催されるなど、初めて尽くしの在外選挙だった。
身近な文協ビルでの投票ということもあり、投票の伸びが期待されたが、サンパウロでの公館投票数は比例一九五六票、選挙区一六三五票で前回〇五年の衆院選を下回る結果に。ブラジル全体でも比例二五八八票、選挙区二二四二票と、前回以下に伸び悩んだ。
総領事館では、次回の選挙以降も文協ビルを使用していく考え。衆院選の場合は期間が短いこともあり、今回以上の混雑が予想される。全国に三百ある小選挙区の候補者情報提供も課題になるだろう。