ブラジル王室の後継者といわれるドン・ペードロ・デ・オルレアンス・エ・ブラガンサが二十六日、静養先のスペインで逝去した。享年九十四歳。妻マリア・E・ブルボン妃が眠るセビーリャの墓地脇へ二十八日、埋葬された。 同氏はフランスで生まれ、スペインのフアン・カルロス現国王の叔母と結婚、奴隷解放令を制定したイザベラ皇女の孫に当る。 植物学者として全国を隅々まで歩いた氏だが、車椅子に座った晩年は、ブラジルへ帰りたいと、望郷の念にかられていた。