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日系社会ニュース

2007年2月2日付け

「多機能日本公園」づくり着々=マリンガの100周年事業=シンボル的な記念塔=日伯両国の強い絆表現=実行委員長に安永さん

 パラナ州マリンガ市は現在、移民百周年の記念事業である日本公園と園内につくる記念塔の建設案を具体化している。安永修道マリンガ百周年実行委員会委員長、鈴木エドアルド同文協会長、矢野清文協相談役の三人が先月十八日来社、概要を明らかにした。
 記念塔の建設案は日伯友好のシンボルをつくることを目的に、公益民間団体(OSCIP)「ジャパン・パーク―移民百年記念祭」が中心になって昨年から検討している。
 建設費用は約十万レアル。現在、一口二百レアルで一般市民から寄付を募っているほか、地元企業などに援助を打診している。
 概案書によれば、塔の土台は正三角形のコンクリート製で、「バランス感覚に優れた東洋人の特徴」を表現。垂直な形が特徴の胴体部は、日本移民が入植当初の十年の間に経験した苦労や、素朴な田舎風景の生活を自然な形で表している。
 メインとなる頭頂部には日本とブラジルの地図を入れた銅球を掲げ、太陽と地球を表し、日本の〃日出ずる国〃を再現。そのまわりには移民百周年記念の公式ロゴマークを結びつけた輪をつけ、日伯両国の強い絆を象徴する。
 また塔の周りには、床に敷いたレンガに穴をあけて芝を植え、〃太陽〃の光の帯にみたてる。このレンガ部分にはあわせて寄付金参加者の名前が掘り込まれる予定だ。
 塔の高さは、四、六、八メートルの三案があがっている。現在は大方の設計案が完成したところで、寄付された日本公園の敷地の地券譲渡が完全に済み次第、工事をはじめるという。
 日本公園の建設は姉妹都市提携を結ぶ兵庫県加古川市の協力のもと、昨年六月から進められている。十万平米の広大な敷地にレストラン、ギャラリー、茶室、東屋などを作るほか、文化センター、日本庭園、総合体育館などを建設する。
 「文化センター」は延べ床面積、六千平米。二千人収容の大講堂が入る予定で、踊り、歌、民芸品教室、いけばな教室、折り紙、日本語教室などに使う。すでに同センターはブラジル国文化省の協力も取り付け済みだ。
 このほかマリンガ市の全面協力で園内の一角には総合体育館が建設される。建設費のほとんどをブラジル連邦政府が負担。同体育館はブラジル南部柔道優秀センターとしてスポーツ省から認定を得ており、南伯柔道の拠点になる。また「日系市民に限らない一般の市民に広くつかってもらう」施設にする。
 これらの記念事業のほかに、文協や市役所などのメンバーが中心となって一月初旬、記念式典の開催に向けて同市独自となる百周年実行委員会が発足。実行委員長にマリンガ文協顧問の安永修道さん(55)が就任した。総勢百人の委員で構成されており、市議会の承認を得て、今月末ごろに正式に発表される見通しだ。
 安永実行委員長の説明によれば、式祭典は来年六月、ローランジアでの式典日と重ならない日程でおこなう。加古川市などから来賓を招待し、盛大に式典を催す計画だという。

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ニッケイ新聞は、ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されている、移住者や日系人・駐在員向けの日本語新聞です。


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