コラム 

 ペンネームは「山野優花」。山野に咲く優しい花との思いを込めたという。内田百阨カ学賞の随筆部門で、中田みちよさんが最優秀賞に選ばれた。「(ペンネームが)あまり似合わないと言われますけど」と照れた。
 夫、定和さんは将棋連盟会長。整骨師で診察依頼が絶えず、北東伯からも患者が訪れる。波に乗る二人にも、赤貧を洗う時代があったという。
 新婚後間もなく、Dr・シケイラ・カンポスとタグアの交差点近くに住み、食べていくのに苦労した。「金属労館がまだ建つ前で、魚の行商人が来るのいつも待っていた」とみちよさん。
 今年はNHKドラマ「ハルとナツ」が放映されるなど、移民に光があたった年だった。「今年は、ドラマが追い風になったのかも」と冷静に受け止める。運をつかむには、もちろん実力も要るが。     (古)


  05/12/15


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